管理会社と入居者の負担を軽減する入居者アプリtotono(トトノ) 株式会社ファクター・ナインサービスにて導入開始
※本記事は、WealthPark株式会社の公開記事を、許可を得た上で転載したものです。元記事は以下のリンクよりご覧いただけます。
https://wealth-park.com/ja/business/case-study/factor9/
〜札幌の不動産業界が抱える地域課題をアプリで解決したい。目指すはアナログ業務からの脱却〜
不動産管理会社におけるDXとは、現場業務の効率化から収益機会の創出までを効果的に実行するデジタル戦略とその仕組みづくりのことです。地域密着の不動産管理会社では、具体的にどのようにDXに取り組み、土台固めをすることができるでしょうか。
今回は、北海道札幌市や千歳市を中心に展開し、現在約9,300戸の物件を管理する株式会社ファクター・ナインサービスの村本様に、オーナーアプリ「WealthParkビジネス」、入居者アプリ「totono」の導入、定着までの実例について詳しくご紹介いただきました。
<ご担当者からのコメント>
株式会社ファクター・ナインサービス 取締役営業部長 村本様
ーーファクター・ナインサービスが入居者アプリ、オーナーアプリの導入を検討し始めたきっかけを教えてください。
きっかけは、代表が業務のDXを推進したことです。先ほどの話にもつながりますが、皆様のニーズに合わせるため、当社ではアナログ対応が主流です。また不動産は属人化が顕著な業界のため、オーナー様への対応も担当者ベースでのやり取りとなります。ただ、それでは各種電話対応や訪問など、社員の業務量は増える一方です。そこで着目したのが業務のデジタル化でした。その第一歩として、社員全員が使える入居者アプリや管理アプリを検討し始めました。
ーーなぜ今回、WealthPark×totonoを導入いただけたのでしょう。
いくつか理由はありますが、一つはAPI連携に強い点です。業務効率化においては、重要な要素でした。入居者様やオーナー様にとって、使いやすくかつ見栄えの良いUIであったことも理由の一つです。
ーー今回、社内DXを進めるなかで、業務のデジタル化が一つのポイントだったと思います。ファクター・ナインサービスではどのようにデジタル化を進めてきたのでしょう。
当社がDXを意識し出したのは2020年頃からです。それまでは、マスタデータの保管はExcelで管理していました。物件詳細や賃料管理など多数のフォルダがあるため、場所が分かる人にしか分からないような運用となっており、社内でも収拾がつかなくなっていました。ファイル一つを探し出し、開くのも時間がかかり、業務に支障をきたす社員がいるぐらいです。
2020年に不動産賃貸管理システム「i-SP」を導入し、情報を集約することで、業務システムの改革を進めました。管理システム側の運用が安定してきたので、次は付随するアプリを入れようという話になり、今回のWealthPark×totonoの導入に至ります。社内情報の管理・運用から顧客とのやり取りまで、大分システム化が進んできた印象です。
ーー「WealthPark」「totono」の活用による成果を教えてください。
既に運用が始まっているオーナー向けアプリ「WealthPark」は、オーナー様が初めてアプリを触った時の反応が良かったです。正直、最初は受け入れてもらえるか不安でしたが、導入を初めてから1か月で導入率が約30%に達し、安心しました。入居者向けアプリであるtotonoについては、2022年3月からご利用案内を始めたばかりのため、これからの反応が楽しみです。
ーー最後に今後のWealthPark×totonoの利活用イメージを教えてください。
これから運用を開始するtotonoについては、チャット機能を活用し、問い合わせ内容に応じて対応を調整できたらと考えています。担当者だけでなく、当社が契約する緊急サポートサービスなど、適材適所に連絡が振れたらと考えています。
WealthParkについては、当社の想定よりもアプリが利用されており、売買の連携もだいぶ広がってきました。アプリを活用した資産運用も行われており、少しでもオーナー様にとってプラスになるよう当社としても支援できればと考えます。今後はログイン率が増えるような施策を行い、社員の負担軽減につなげていきたいです。
オーナー向けに特化した「WealthParkビジネス」、入居者向けに特化した「totono」は、現場の生産性向上と収益強化を目指す不動産管理会社様の向けのDXサービスです。それぞれの強みを活かした機能やサービスをお使いいただき、両サービスを同時期にご導入いただいた場合、パッケージプランとしてのお得な料金でご利用いただけます。お問い合わせはこちら(https://totono.app/contact/ )
■totonoとは?
住まいのサポートアプリ「totono」は、賃貸物件にお住いの入居者と物件の管理会社を繋ぐスマートフォンアプリケーションです。入居者はこれまで管理会社とのやりとりは電話や書類手続といった手段に限られていましたが、totonoを利用することでアプリ内から契約内容が確認でき、管理会社への問い合わせや各種申請もアプリ内で行うことが可能になります。また、管理会社にとっては情報の一元管理や電話対応の抑制、ペーパーレスに繋がり、入居者満足度向上と業務効率化を同時に実現します。